ドイツと翻訳本


来週フランクフルト・ブックフェアが開催される関係で、各種メディアでも書籍関連の特集記事が増えてきました。その中で個人的に興味をひく統計が掲載されていたので御紹介;


<出典:「Buch und Buchhandel in Zahlen 2006(図書と図書流通の統計 2006年版)」by Börsenverein des Deuschen Buchhandels (ドイツ図書流通組合)>


●2005年にドイツ語に翻訳された書籍(全6132点)の元の言語の割合


第1位:英語 60.2%
第2位:フランス語 9.4%
第3位:イタリア語 2.7%


以下、僅差で オランダ語スペイン語スウェーデン語/ロシア語/ラテン語ギリシャ語、となっています。
英語からの翻訳が多いのは実感として良く分かります、というかもっと多いと思ってました。
多分出版点数で計算しているからこういう数字で、発行部数で比べたらもっと差が開くんじゃないでしょうか。中欧の名前が全然挙がってないのが意外。



●2005年にドイツ語から翻訳された書籍(全7491点)の言語の割合


第1位:ポーランド語 8.1%
第2位:チェコ語 7.4%
第3位:中国語 7.4%


以下僅差で ロシア語/韓国語/スペイン語/英語/イタリア語/オランダ語/フランス語、となっています。
こちらでは逆にポーランドチェコが健闘してますね。韓国語が5位と言うのが少々意外。


細かい数値までは分からなかったので、例えば日本のマンガはカウントされてるのかとか色々不明の点が多いのですが、まあ全体の雰囲気だけでも。
下記サイトにもうちょっとだけ詳細が載ってます:
http://www.was-verlage-leisten.de/content/view/18/68/