「蛇にピアス」ドイツ語版
3年前に芥川賞を獲って話題になった金原ひとみ「蛇にピアス (集英社文庫)」のドイツ語版が9月に出版されるそうで、新刊情報誌「bücher」の最新号でも4頁の特集を組んでいました。おお。
記事の内容は公式サイトからも読めます↓:
http://www.buecher-magazin.de/index.php?id=kanehara
ドイツ語版の題名はなぜか「Tokyo Love」…ううーちょっと恥ずかしい。
記事の方も「激しい性描写と消費欲求、歪んだ自己愛」といったスキャンダラスな面ばかり焦点を当てていて、実際そうなんだけどそれだけ強調されてもなあ?と思っちゃったりもします。
まあ金原氏も取材の待ち合せ場所に六本木ヒルズを指定したりしてるので、本人もかなり狙っているのでしょうが…。(上の画像は歌舞伎町で撮ったもの。これも狙ってるなあ)
でも外国の読者にとっては、こういった「Manga/Anime/Otaku/Hentai」系につながるセンセーショナルな日本の若者像の方が受け入れやすいんでしょうね。いち早く翻訳されるのも分からなくもない。
これが「蹴りたい背中」だと、こうは話題にならないでしょうしねえ。
- 作者: Hitomi Kanehara
- 出版社/メーカー: List Paul Verlag
- 発売日: 2006/08
- メディア: ハードカバー
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- 作者: Hitomi Kanehara
- 出版社/メーカー: Vintage
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最新号の「bücher」は他にも色々面白い記事が載ってるんだけど、親が遊びに来たりしてるので、なかなかPCに向かえません。月末に落ち着いたら色々書きたいです。