「マサイの恋人」(コリンヌ・ホフマン)


古本で購入。


マサイの恋人

マサイの恋人


昨年映画化され、ドイツでは観客動員数220万人(ドイツ映画としては昨年最高)を記録した「Die weisse Massai」原作の日本語版。


「生まれてからこれほど美しい男(ひと)を見たことがない。」
観光でケニアにやってきたスイス人女性がマサイ族の戦士と劇的な恋に落ち結婚、ケニア奥地で生活するが、病気や価値観の相違などから結局4年で破局を迎える…という体験談。あとがきによると原作もドイツだけで150万部以上売れたらしい。


いやー、最初はホントにネタのつもりで読み始めたんですよ。もともと恋愛も人生も慎重派の私ですし、帯にある「究極の恋」も4年で終わりかい!…とツッコミを入れてやろうと思ったんです、が。


なんだか色々な意味であまりにも強引というか無謀というか「えええええ!」な出来事が次々と起こるので、つい一気読みしてしまいました。ということは上手く策に嵌ったということですね、ははは。
共感も感動もしないけど、ようやるわ、この人。私なら4年も持たないよ。それだけ夢中だったんだろうなあ。


こうなったら映画も観ないと気がすまない!と勝手に盛り上がってきました。そのうちDVDを借りて観ようと思います。相手役の人がさほど美形には見えないんだけど…。


日本では7月のドイツ映画祭にて上映予定あり:
http://www.asahi.com/event/de06/



Wiedersehen in Barsaloi

Wiedersehen in Barsaloi


ところで映画公開に合わせたのか、著者はこの度14年ぶりにケニアに戻ってかつての家族と再会したのですよ!「マサイ…」の最後では、かなりギリギリな別れ方をしてるので「ええー大丈夫なのそんなことして?」と思っちゃったのですが、さすがに14年も経つとお互い冷静になれるということでしょうかね。
元ダンナの弟で頼もしい学生だったジェームズ君は今では立派な学校経営者になっているとか。うわあ。