「僕の大事なコレクション」(2005)
レンタルDVDで観賞(英語音声・英語字幕)。しかし、いつのまにこんな邦題が…。
●日本公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/everythingisilluminated/
- アーティスト: Paul Cantelon
- 出版社/メーカー: Tvt
- 発売日: 2005/09/06
- メディア: CD
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●原作の感想:http://blogs.yahoo.co.jp/shippopo67/3485355.html
映画ではジョナサンの綴る村の伝承部分は殆ど触れられず、アレックスと祖父、そして祖父の愛犬との道中が中心になっている。
上記の感想にも書いたように私はジョナサンの書いたパートは苦手(というか読みづらい)だったので、個人的にはそれで有難かった。
しかしその結果、話の重心がアレックス側に移ってしまい、両者のバランスが少し崩れてしまった印象も受ける。その代わりとしてジョナサンにコレクターとしての属性を追加した(それでこの邦題なわけね…)のだろうが、おかげでジョナサン、なんか変なヒトになってしまった…。まあアレックスが頑張っていれば私は別に構わないんですが。
原作の過激さと比べると、映画はずっと入りこみやすく、そして優しい。ウクライナの美しい風景(実際のロケ地はチェコらしいが)やエキゾチックな音楽も含めて見所は多い。
なんといってもアレックスの一家がイメージ通りでとても嬉しい!
ただ祖父の告白までいじっちゃったのはどうかな…原作で戦争の残酷さが極めて効果的に打ち出された場面だと思っていたので、綺麗に終わらせてしまって少々不満。でも映画だとその方が良いのかな…悩むところです。
ところでジョナサンの眼鏡は遠視用、で合ってるでしょうか。イライジャ・ウッドは元々目が大きい人なので、眼鏡をかけてもかけてなくても目が大きく見える…ふとケント・デリカットを連想してしまった(と書いたらファンに怒られる?)。
- 作者: ジョナサン・サフランフォア,Jonathan Safran Foer,近藤隆文
- 出版社/メーカー: ソニーマガジンズ
- 発売日: 2004/12
- メディア: 単行本
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しかし翻訳本の「そのままカタカナ表記」も手抜きだなあと思ったけど、この映画の邦題もなんだかねえ…昨日念のため検索してみるまでちっとも気付きませんでした。
翻訳発行時には既に映画化も決定してたんだし、出版社と映画配給先で打合せして足並みを揃えたり出来ないものなんだろうか。出来ないんだろうねえ(溜息)。