「ボートの三人男」(ジェローム・K・ジェローム)


ボートの三人男 (中公文庫)

ボートの三人男 (中公文庫)


実質的な業務処理能力に乏しく、すぐに夢想に逃げ込み、自分が世界で最も不幸な人間であることを証明するためなら幾ら言葉を費やしても構わない、というのが英国男性の(自虐的な)セルフイメージなのかな?自虐ではあるが卑屈ではない、というお笑いなので読んでる方も気楽。


テムズ河の流れのようにゆったり楽しめるお話でした。彼らの足跡を辿って河を上ってみるのも楽しそう。いや、同行したくはないです。



イギリス・水の旅

イギリス・水の旅


英国は地形が平坦なので水路が発達していて…というのは知識としては分かっていても、実際に体験するのは短期の旅行くらいではなかなか難しい。というわけで代わりにこんな本を読んで疑似体験。
私が読んだのはかなり昔ですが、非常に丁寧な内容で写真も綺麗だったと記憶してます。「英国の田舎」を特集した本は数多あれど、「運河」に特化した内容の日本語の本は今でも少ないんじゃないかな?(あったら教えて下さい)


<目次>
1章 ロンドン・クルージング
2章 グランドユニオン運河
3章 オックスフォード運河
4章 水の上のシェイクスピア物語
5章 水の上のスペクタクル
6章 イギリス最古の運河
7章 スコットランド・水の旅