ジェイミー・オリヴァーの給食革命

英国で話題となったTV番組「Jamie's School Dinner」がドイツでも現在放映中。今週放送されたのは全4回中の第2回目で、興味深く観た。


ジェイミー・オリヴァーといえば「ちょいベッカム似の美青年シェフ」という感じで一時期アイドルみたいな扱いだったが、久しぶりに見たジェイミー君は料理人らしく貫禄もついてきて(ははは)結構老けたなあ、なんて思った。


まあルックスの事はさておき、今回の彼の行動は「俺はきゃあきゃあ騒がれるだけのセレブ・シェフじゃないぞ!」という気概を感じさせるもので、私などは大変感心した。(まあどこまで「仕込み」があったのか知らないんだけど)


参考:
●「イギリス給食界の革命」(英国大使館レポート)
http://www.uknow.or.jp/be/s_topics/report/yamawaki/12.htm


●「イギリス〜学校給食を改善する動き」(毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/bebe/sekai/news/20051214org00m100033000c.html
 

経費削減のため今やほぼファーストフード化されてしまった英国の学校給食を見直し、子どもたちに食の楽しさを知ってもらおうと飛び回るジェイミー君。自分で献立プランを作り、給食のおばさん達と真剣に話し合う。そうやって苦労してできた給食はとても美味しそう!なのだが、ジャンクフードに慣れきった子供たちの口に合わず、大半が残飯として捨てられてしまうのだ。ジェイミーに報告しながら思わず泣いてしまう給食のおばさんが痛々しい。
今回が第2回目(全体で言えば起承転結の「承」ですな)だったので、これから色々展望が開けるんだろうけど、かなり重苦しい雰囲気が全体に立ち込めていた。


私ははっきり言ってジャンクフード大好き!なのだが、ジャンクフードしか食べられないというのもまことにつまらない、とも思う。
世界が多様性に満ちている、ということを最も直接的に実感できるのが「食」だと思っているので、機会があれば面白いもの・新しいものをどんどん試してみたい。まあ失敗も多いけど、不味いは不味いで、見方としてはおいしい経験になってると思うし。


でも子どものうちから慣らされた味覚は簡単には変えられない。だから学校給食って本当に大事だ(もちろん家庭料理も)。
限られたものしか食べられないなんて寂しいし、不便だし(特に外国では大変だよ!)。子どもたち、がんばって色々食べるんだよ!


The Naked Chef

The Naked Chef


Jamie's Kitchen

Jamie's Kitchen



直接関係はないけど、ついでに:

Born to Cook II

Born to Cook II

この人は最近ドイツで人気急上昇のTVシェフ。
わたしゃ最初ダウンタウンの松っちゃんかと思いました。
ざっくりカジュアルな男の料理って感じかな。