「どろぼうの神さま」(C・フンケ)

今ドイツでもっとも人気の高い児童文学作家…ということで読んでみました:

どろぼうの神さま

どろぼうの神さま

もともと大好きな街であるヴェネツィアが舞台、というだけで贔屓してしまいたい気持ちになるのだけど、それを除いても魅力的な物語でした。大人と子供の間の葛藤や友情が小気味いいテンポで描かれています。後半ファンタジーに移行していったのはちょっと驚いたけど。


著者本人の手によるイラストも端整で好み(イラストレーターから出発した人だから当然か)。話も勿論だけど、もっとこの人の画を見てみたい。



Tintenblut

Tintenblut

魔法の声」の続編として今月出版された新作。10月1日にはハリポタ6巻のドイツ語版もでるし、ドイツの子供達は当分読書に忙しいね!