「バーグラーズ 最後の賭け」(2001)

デパートのワゴンセールで５ユーロで購入。日本では2002年の東京国際映画祭で上映され、監督賞を受賞したとのこと。その後一般公開はされずＤＶＤもレンタルのみ、らしい。

バーグラーズ 最後の賭け -ヘア無修正版- [DVD]

しかし「ヘア無修正」って…（汗）。
劇中１分足らずの入浴シーンのことを言ってるんですかね？だってお風呂入ってるんだから裸に決まってるじゃん！

激しくジャケット写真が違うドイツ版の画像も載せてみました。日本語版ジャケットは激しく「ノアール」してますけど実際にはユーモアもほどよく散りばめた、よく出来た娯楽映画といったところ。
◎ドイツ版(Amazon.de)：http://www.amazon.de/gp/product/B000065DCE/

二つの大戦の間に挟まれた不安定な時代に、痛快な方法での金庫破りで一躍人気者になった実在の人物、サス兄弟の物語です。一軒荒唐無稽と思える展開も、実話に基づいているというのだから「へえー？！」と納得するしかないです。小説より小説みたいな人生は、この時代だったからこそ有り得たものだったのでしょうねー。

ヒアリングが苦手なので例によってドイツ語字幕も画面に出して観賞したのですが、兄弟の台詞がベルリン訛り？で表記されていて、最初ちょっと戸惑いました。
「Ick hab dich jefragt wat de vorhast.」とか。まあ観てるうちに段々推測できるようにはなったのですが、やっぱり難しーい。

きちんと作られた良い映画だと思うので、ドイツ映画好きの人はレンタルで見かけたら「ヘア無修正」にめげずに借りてほしいもんです。「それ」目当てで借りると多分ガッカリします。