最近読んだ本から
- 作者: エドワードセント・オービン,Edward St Aubyn,国弘喜美代,手嶋由美子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2018/11/20
- メディア: 単行本
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「パトリック・メルローズ」:全5部作のうち2巻まで読了。乱暴にまとめれば、父親に肉体的にも精神的にも虐待され、クスリに溺れる貴族の青年の破滅と再生の物語。読んでいて連想したのは萩尾望都「残酷な神が支配する」の(キツイ)前半なのだけれど、こっちは実の父親で、また上流階級特有の非情さが示されるところが別の意味でキツイ。この辺の心理状態は、いつか新井潤美先生に解説していただきたいわー。
基本的に「クスリでラリラリ」系の小説は苦手なんだけど、終始一貫したシニカルな物言いに目が離せない。著者の半自伝的小説ということは、最後はちゃんと立ち直るってことだよね?とかすかな希望を感じながら、とりあえず最後まで読むつもり。カンバーバッチのドラマは全部終わってからまとめて観ます(映像で観たら途中でくじけそう…)。
【特別映像】 独占!主演カンバーバッチが語る 『パトリック・メルローズ』
確かに彼ならパトリックを魅力的に演じてくれそう。
パブリック・スクール――イギリス的紳士・淑女のつくられかた (岩波新書)
- 作者: 新井潤美
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2016/11/19
- メディア: 新書
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英国上流階級ってホント特殊…。