最近読んだ本から

 

パトリック・メルローズ1: ネヴァー・マインド

パトリック・メルローズ1: ネヴァー・マインド

 
パトリック・メルローズ2: バッド・ニュース

パトリック・メルローズ2: バッド・ニュース

 

 「パトリック・メルローズ」:全5部作のうち2巻まで読了。乱暴にまとめれば、父親に肉体的にも精神的にも虐待され、クスリに溺れる貴族の青年の破滅と再生の物語。読んでいて連想したのは萩尾望都残酷な神が支配する」の(キツイ)前半なのだけれど、こっちは実の父親で、また上流階級特有の非情さが示されるところが別の意味でキツイ。この辺の心理状態は、いつか新井潤美先生に解説していただきたいわー。

基本的に「クスリでラリラリ」系の小説は苦手なんだけど、終始一貫したシニカルな物言いに目が離せない。著者の半自伝的小説ということは、最後はちゃんと立ち直るってことだよね?とかすかな希望を感じながら、とりあえず最後まで読むつもり。カンバーバッチのドラマは全部終わってからまとめて観ます(映像で観たら途中でくじけそう…)。


【特別映像】 独占!主演カンバーバッチが語る 『パトリック・メルローズ』

 確かに彼ならパトリックを魅力的に演じてくれそう。

 

 英国上流階級ってホント特殊…。