最近読んだ本から

仕事に忙殺、もさることながら、ようやく新しいPCに移行してから Windows10の使い方がよくわからーん!とおたおたしておりました。慣れれば快適快適。


はてなダイアリーもなくなるそうだし、ちょっとまたいろいろ仕切り直しが必要ですな…とりあえず:


文字渦

文字渦

『文字渦』:円城塔、頭が良すぎてしびれる…。ボルヘスが今のデジタル時代に日本で生まれたらこういう話を書くのかなあ。一作ずつ精査したくなる短編群。



鏡の背面

鏡の背面

『鏡の背面』:読んでいてなぜか宮部みゆき火車」を連想しました。自分も他人も騙さなくては生き延びられない、現代社会における女性の生きづらさ、みたいなものを背景にしているからでしょうか。「火車」のカード破産に対して、こちらでは女性保護シェルターがテーマになっているところに時代の移り変わりを感じます。



影の歌姫〈上〉 (セブン・シスターズ) (創元推理文庫)

影の歌姫〈上〉 (セブン・シスターズ) (創元推理文庫)

影の歌姫〈下〉 (セブン・シスターズ) (創元推理文庫)

影の歌姫〈下〉 (セブン・シスターズ) (創元推理文庫)

『影の歌姫』:「セブン・シスターズ」第2弾。美女美男が異国の地で繰り広げるロマンティック・ストーリー、と言ってしまえばそれまでなんだけど、スケールが大きくてやっぱりワクワクする。



蜜蜂

蜜蜂

『蜜蜂』:欧州、特にドイツでのベストセラー小説ということで以前から注目してました。勝手に「女の細腕繫盛記」的な時代小説だと思っていたら、実は近未来SF(しかもディストピアもの)でちょっとびっくり。現代における「家族」の崩壊に、昨今話題の蜂群崩壊症候群を重ね合わせたということか。SFとしてはもう一ひねりほしいところだけど。



10月からは仕事に対するスタンスもちょっと変えたいなあ、と、とりあえず一つ手は打ってみました。さてどうなることやら。