最近読んだ本から

地球にちりばめられて

地球にちりばめられて

「地球にちりばめられて」:昔はあまり好きではなかったのに、今では新刊が待ち遠しくてならない多和田葉子。今作も多言語にまたがる言葉遊びを駆使しつつ、移民や原発など現代の問題点を徐々に浮かび上がらせる内容で、分量はそれほどでもないのに読み応え充分でした。今のところ上半期の国内作品ベスト。



太平洋の精神史:ガリヴァーから『パシフィック・リム』へ

太平洋の精神史:ガリヴァーから『パシフィック・リム』へ

混血列島論 ポスト民俗学の試み

混血列島論 ポスト民俗学の試み

「太平洋の精神史」/「マニエリスム談義」/「混血列島論」:読めば読むほど関連図書まで手を伸ばしたくなって沼にハマるタイプの本たち。みんな博覧強記すぎて困るー。



文芸翻訳教室

文芸翻訳教室

英語のこころ (インターナショナル新書)

英語のこころ (インターナショナル新書)

「文芸翻訳教室」/「理系のための『実践英語力』習得法」/「英語のこころ」:英語ネイティブでない人間は、こういう本をひたすら読みこんで地道に一つずつ穴を埋めていくしかないんですよね…語学に近道はない、と思ってます(え、違う?)。