最近読んだ本(と観たドラマ)から
時間もないのに歴史ものというか大河ドラマにハマっております。きっかけはCSで放送した「イサベル 波乱のスペイン女王」。15世紀にスペイン統一の礎を築いたイサベル1世の波乱万丈の生涯を描いたもので、これがみんな陰謀を張り巡らせるから話はなかなか進まないんだけど、めっぽう面白かったのです。女子としては「ベルばら」でいえばアンドレ・ポジション(愛しい女王を陰で支える役)のゴンサロ(鈴木亮平顔)が特にお気に入り。
今は続編の「フアナ」を経て「カルロス」観賞中。いやあ勉強になるなあ。とにかく人間関係(というか婚姻関係)が複雑なので、ドラマでジックリ観ないと覚えられません。
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しかしこのイサベルの末っ子がイングランドに嫁いでキャサリン・オブ・アラゴンとして苦労するわけね…と思うと胸が痛む。ちょうどGYAOで期間限定配信をやっていた「チューダーズ」を再鑑賞してしまいました:
『ウルフ・ホール』『罪人を召し出せ』を読んだ影響で、再鑑賞の今回は特にウルジー、トマス・モア、クロムウェルの関係性に注目して楽しみました。次に観るときはスペイン(と神聖ローマ帝国)との関係が気になるんだろうなあ(何度でも観たい)。
調子に乗って↓なんてパラパラ見ていたら久しぶりにマンガも読みたくなって:
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読み始めたのが『天上の虹』。里中満智子はそれほど好きな作家ではなかったのだけど、これを読むとベテランとしての構成力の上手さに唸らさせっぱなし。(これも人間関係(婚姻関係)が複雑なんですが、それぞれのキャラがしっかり描かれているのですんなり頭に入ってくる)先陣に立って少女マンガの世界を開拓してきた彼女ならではの主張も一貫していて、いやよく完結してくれました。続編的意味合いの『女帝の手記』もこれから読みます。
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で、今はAmazonプライムで解禁になったHBOのドラマ「ローマ」を今頃いそいそと観ております。ヴォレヌスがんばれー。