ドイツの新刊から
Spiegel誌のベストセラーリストから、気になる新刊を:
◆"Das Feld" ローベルト・ゼーラーター
das Feldは通常は「野原、畑」ですが、ここでは「墓地」のこと?死者たちが自分の人生を振り返って物語る、という内容みたいです。
『キオスク』が日本でも翻訳されたゼーターラーの新作。『キオスク』は映画にもなったし、これは翻訳期待してます。
◆"Neujahr" ユーリ・ツェー
若くして人生に行き詰まりを覚える青年の目を通して、現代の家族のあり方を問うサスペンス小説。
日本で紹介された『シルフ警視…』が、あんまり私の好みじゃなかったツェー ですが、ドイツではディストピアSF系の作品をバンバン書いて売れっ子作家の仲間入りをしてます。今回はSFとかではないみたい。
◆"Die Hungrigen und die Satten" (ティムール・ヴェルメシュ)
『帰ってきたヒトラー』原作者の新作。今回のテーマは移民問題で、またまた皮肉たっぷりに現代社会を描いている模様。
しかし この↓デザイン、インパクトあるなあ。